老後の生活不安:具体的な数値で不安を解消する方法

老後の生活への不安は、多くの人が抱える問題です。しかし、その不安は漠然としたものであり、具体的な数値に基づいていないことが多いため、解決策が見えにくくなります。

本記事では、老後の不安を解消するための具体的な方法を解説します。

不安を数値化する

老後の不安は、具体的な数値に基づいていないことが多いため、漠然としてしまいます。

まず、ライフプランシミュレーションを行い、以下の項目を把握しましょう。

  • 老後に必要な資金
  • 現在の貯蓄額
  • 年金の受給額

これらの情報を把握することで、老後に不足する資金が明確になります。

無料のライフプランシミュレーションツール:

日本FP協会: https://www.jafp.or.jp/know/lifeplan/simulation/
全国銀行協会: https://www.zenginkyo.or.jp/special/lps/

より具体的な数値を知りたい場合は、ファイナンシャルプランナーに相談するのも有効です。

老後の準備を始める

少し古い調査ですが、平成27年に内閣府が行った調査によると、老後の備えを何もしていない人が、アメリカの2倍ということが分かっています。

50代までに老後の経済生活に備えて特に行ったことを尋ねたところ、「特に何もしていない」と回答する高齢者が、日本は 42.7%と最も多く、他国(アメリカ20.9%・ドイツ26.1%・スウェーデン25.4%)は 20%台となっている。

内閣府:国際比較調査に見る日本の高齢者の意識(平成27年)

老後の不安を解消するには、早いうちから準備を始めることが重要です。

以下に、具体的な準備方法をいくつか紹介します。

年金保険料をきちんと払う

年金は、老後の生活を支える重要な収入源です。

年金は長生きのための保険です。
保険料きちんと払っていれば、100歳まで生きても120歳まで生きても支給されます。

自営業の人など、第1号被保険者の人は、付加保険料(月400円)を支払うことで200円×納付月数が年金にプラスされます。

2年でもとが取れる計算ですから、支払って年金額を増やしましょう。

節約

ライフプランで家計を可視化すると、無駄遣いも見えてきます。
人生がつまらなくなるほどの節約は必要ありませんが、無駄遣いはやめましょう。

無駄な支出を減らすことで、老後の資金を貯めることができます。

iDeCoの活用

iDeCoは、節税効果のある個人型確定拠出年金制度です。

老後の資金準備に有効活用しましょう。

iDeCoは投資信託の積立購入などの資産運用がメインです。投資に不安がある人は元本保証の預金商品を利用しましょう。

元本保証商品は利率が良いわけではありませんが、iDeCoに預け入れた額の分は所得控除の対象になります。

60歳まで引き出しができないので老後資金という明確な目的のある貯蓄にiDeCoを活用するのをお勧めします。

できるだけ長く働くための健康管理

年金の支給年齢は段階的に65歳になります。
今後の財政状況によっては67歳、68歳という議論も起きるでしょう。

現在、65歳の年金支給年齢を繰り下げると、年金の支給額が増える制度があります。
(1か月繰り下げるごとに0.7%増、5年で42%増)

長く働くということは収入面でプラス、さらに、65歳以降も働き年金を繰り下げできれば、将来の年金額も増えるということになります。

60歳以降も健康でなければ、長く働くことはできません。
健康なら医療費も抑えることができて収入も得られる良いことばかりです。

専門家に相談する

老後の準備は、自分一人で全て行う必要はありません。

ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。

老後の生活 「何となく不安」を解消する方法 まとめ

老後の不安を解消するには、具体的な数値に基づいて計画的に準備することが重要です。

早いうちから準備を始め、自分に合った方法で老後の資金を準備しましょう。

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