新築マンション投資は、節税や資産形成などの目的で人気の投資ですが、失敗する人も少なくありません。
失敗の原因のひとつは、営業トークに乗せられて、自分の投資目的に合っていない物件を購入してしまうことです。
この記事では、新築マンション投資の営業トークをみ抜いて失敗を防ぐためのポイントを解説します。
目次
営業トークの特徴
新築マンション投資の営業トークには、以下のような特徴があります。
- 短期間で大きな利益が得られる
- リスクが少ない
- 誰でも簡単に始められる
これらの特徴は、投資初心者や、不動産投資の知識が少ない人をターゲットにしているためです。
営業トークの具体例
以下に、新築マンション投資の営業トークの具体例を挙げます。
- 「頭金がなくても購入できます」
- 「ローンの金利が低いので、利回りが高いです」
- 「空室リスクが低いので、安定した収入が得られます」
これらのトークには、以下のような問題点があります。
- 頭金がなくても購入できる場合もありますが、その分、ローンの返済期間が長くなり、トータルコストが高くなる可能性があります。
- ローンの金利は低くても、物件価格が上昇しなければ、利回りは低くなります。
- 空室リスクは、物件の立地や設備によって異なります。
失敗しないための3つのポイント
新築マンション投資の営業トークに乗せられないためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
①投資目的を明確にする
新築マンション投資を始める前に、まず投資目的を明確にしましょう。
投資目的は、節税、生命保険の代わりに、個人年金、資産形成などさまざまです。
自分の投資目的を明確にすることで、自分に合った物件を選ぶことができます。
②投資先を慎重に選ぶ
投資先は、立地や価格、設備など、さまざまな要素を考慮して慎重に選びましょう。投資先の物件をよく調べることで、リスクを把握することができます。
立地は、賃貸需要や資産価値の観点から重要です。賃借人がいなければコストだけがかかることが不動産のデメリットですから賃貸需要は特に重要な点となります。
価格は、利回りやキャッシュフローの観点から重要です。
設備が充実している物件は空室の募集時にも競争力があり、収益が安定しやすいというメリットがあります。新築物件は10年程度は、ほとんど修繕費用がかかりません。
③投資手法を適切に選択する
投資手法は、ローンを利用するか、現金で購入するかなど、さまざまな選択肢があります。
ローンを利用する場合、返済期間や金利などの条件をよく検討しましょう。融資を利用していると、新築区分マンションの場合、残債の減少よりも、物件価格の下落のほうが早いことが多く、途中で売却することが困難なケースがあり、注意が必要です。
利回りが低いため投入した資金の回収には長い時間が必要となります。現金で購入する場合、資金計画をしっかり立てましょう。
まとめ
新築マンション投資は、魅力的な投資ではありますが、リスクがあることを理解した上で行うことが大切です。
営業トークに乗せられないようにするためにも、自分の投資目的を明確にしておきましょう。また、不動産投資の専門家に相談することも、失敗を防ぐために有効です。
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