最近の不動産価格高騰で、利益確定のために物件を売却する人が増えています。

収益物件を高く売るには、物件の適正価格を調査し、市場のニーズに合った販売戦略を立てることが重要です。

本記事では、収益物件を高く売るためのポイントを解説します。

未公開物件は高く売れる?

物件を少しでも高く売るために、一定期間未公開物件にして販売する人がいます。

未公開物件として販売すれば、高く売れるかというと、一部の未公開物件マニア以外には、あまり効果がありません。

特に収益物件は収支が合わなければ売れないので、未公開物件でも割高な物件はシミュレーションをした段階で分かってしまいます。

いくら未公開物件が大好きな人でも、「未公開物件なら収支が悪くても買う」という人はいないのではないでしょうか。

未公開物件としての賞味期限は、せいぜい2週間ほどです。

2週間を過ぎれば、未公開にするメリットはありません。紹介する窓口が狭くなり、成約が遅れるだけです。

物件を高く売るための最善策

適正価格を調査する

収益物件を高く売るには、物件の適正価格を調査し、市場のニーズに合った販売戦略を立てることが重要です。そのため、売却前に物件の相場を調べて、適正価格を算出することが重要です。複数の不動産会社に査定を依頼して、相場感を把握しておきましょう。

物件の状態を整える

物件の状態が悪いと、売却価格が下がってしまう可能性があります。そのため、売却前に物件の清掃を行い、できるだけ良い状態で売却するようにしましょう。

物件の空室率が低いときに売却する

空室率が高い場合、収益性が低いと考えられ、売却価格が下がるおそれがあります。そのため、空室率が低いときに売却することで、収益性の高さをアピールし、高値での売却を実現しやすくなります。

物件情報を公開し商談機会を増やす

物件を少しでも高く売るためには、一定期間を過ぎたら、物件の情報は公開し、多くの商談の機会を持つよう努力することです。

物件の魅力をアピールする写真や動画を用意することも効果があります。

情報を公開した後は問い合わせの数、物件の見学、商談の数を把握し成約を待ちます。

問い合わせが多くても成約にならない、物件見学には来るけど成約にならないという場合、不動産会社の営業の力不足か、物件の販売条件(価格設定)が市場の投資家の求める水準と合わないか、どちらかの可能性が高いです。

その場合には販売プランの見なおし、条件の改定が必要です。

まとめ

収益物件を高く売るには、物件の適正価格を調査し、市場のニーズに合った販売戦略を立てることが重要です。

具体的には、以下のポイントを押さえましょう。

  • 物件の適正価格を調査する
  • 市場のニーズに合った販売戦略を立てる
  • 物件の情報は公開する
  • 商談の機会を増やす
  • 販売プランを見直す
  • 物件の状態を良好に保つ
  • 物件の魅力をアピールする写真や動画を用意する

不動産の売却は、長期化すると売主には大きなストレスになります。そのストレスに付け込んで、転売事業のために物件を相場よりも安く売らせようとする不動産会社もあります。

物件を売る側も、その物件の適正な価格を知って、不動産会社と販売戦略を相談することが利益の最大化につながります。

査定の段階から、適正な価格の調査と販売戦略を持って、物件の売却をスタートしましょう。

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