7月に投資をする前にライフプランを作成しましょうという記事を書きました。
参照:投資をする前にまずはライフプランシミュレーションを

その記事の中でも書きましたが、ライフプランを作成して老後の資金がショートすると診断されれば、改善するためには節約をするか足りない部分を増やす必要があります。

この記事では、ファイナンシャルプランナーが教える資産形成の必要性について説明します。

日本人は貯蓄と節約が好き


日本人は貯蓄と節約が好き

メディア等の報道でも言われることですが、日本人は貯蓄が好きな民族です。

よく見かけるグラフですが、欧米に比べると圧倒的に貯蓄の割合が高いですね。

アメリカは一部の富裕層が多くの株式を持っていて、日本は高齢者層が多くの資産を貯蓄で持っているので、現実にはこれほどの差はないかもしれませんが、日本人は貯蓄を好む傾向があるのは間違いないだろうと思います。

ファイナンシャルプランナーへの相談の多くは、「保険の見直し」「住宅ローンの見直し」「家計の相談」などです。

多くは節約・削減についてのもので、資産形成・資産運用についての相談はあまりありません。

メディアに登場するファイナンシャルプランナーが、節約ばかりを取り上げることも「節約」に相談が集中する理由だと思います。

無駄な出費を減らすことは、家計を改善するうえでとても大切です。
家計を節約という面から考えると、できることは限られています。

しかし、節約には限界があります。
全てを自給自足しない限り、衣・食・住には最低限の費用がかかるのですから、支出をゼロにすることはできないのです。

節約だけで足りない部分は何らかの方法で増やす必要がある

節約だけで足りない部分は何らかの方法で増やす必要がある

節約をしても老後の資金が足りないということが判明した場合には、どうにかして足りない部分を増やすしかなりません。

増やす方法には、いろいろなものがあります。
仕事を頑張って給与所得を増やすことも手段のひとつです。
しかし、職種にもよりますが急激に増やすのは、なかなか難しいのではないでしょうか。

投資や資産形成という面では、不動産だけでなく株・投資信託、FXもありますし、個人年金保険や確定拠出型年金などもあります。

分散投資という面から考えると、どれかに特化してはいけないと思います。

私は不動産投資を勧めていますが、その中で不動産投資をポートフォリオに勧めるのは
①不動産は、購入後の運営を専門業者に任せることができること
②株式やFXのように毎日相場をチェックする必要がないこと
この2点が本業に忙しい人に向いているからです。

不動産投資以外にも、分散投資のためには個人年金型保険や確定拠出型年金などは必要だと思います。

どのように資産形成をしていくか考えるためには、ライフプラン作成が第一歩です。まずはライフプランを作成して、どの規模の投資や資産形成が必要なのか知りましょう。

少し古いデータですが、2004年に日興コーディアル証券が『リタイア後の生活費と資産運用 日米比較意識調査』というレポートを発表しています。

リタイア後の生活費と資産運用 日米比較意識調査

その中で、日本の主婦の4人に1人がリタイア後の生活について「憂鬱だ」と答えたのに対して、アメリカの主婦の3人に2人がリタイア後の生活について「楽しみにしている」と答えています。

適切な資産形成を行ってリタイア後の生活が楽しみだと答えられるようになるといいですね。

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