不動産投資

賃貸物件の高すぎる初期費用 入居者が決まらない原因に!

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賃貸物件の高すぎる初期費用 入居者が決まらない原因にも

賃貸仲介の現場で物件の動きが激しいと言われる「繁忙期」は11月くらいから3月までです。

就職や大学入学などで新居を探す人が、この時期に集中するため繫忙期になります。
(特に1R・1Kなどのシングル向け物件の繁忙期になります)

繁忙期には、物件は成約がしやすく家賃も高めに設定できるオーナー側にはメリットの多い時期になります。

この時期に入居者を確保したいのですが、賃貸仲介会社も稼ぎ時になります。

この稼ぎ時に、入居者募集をしている会社が利益を追求しすぎると、オーナーが被害を受けてしまうことがあります。

たくさんある賃貸物件の不明瞭な初期費用

たくさんある賃貸物件の不明瞭な初期費用

賃貸物件のインターネット広告でこんな記載があるのを見たことはありませんか?

鍵交換費用 ○○○○円、消毒費用○○○○円、安心サポート費用○○○○円など。

鍵交換は、実際に鍵が交換されますが、消毒費用は必要なのか部屋探しをしている人も考えてしまいます。安心サポートがいらないという人もいるでしょう。

そもそも、原状回復工事をしてクリーニングがしてある物件に、なぜ消毒や抗菌コートが必要なのか、よく分からない人が多いのではないでしょうか。

当たり前のように請求されるので、よく考えずに言われるがままに支払っている入居者が大半だと思いますが、必要のない費用である可能性が高いです。

さらによく分からないものだと、虫駆除代というものがあります。
入居前にお金を払って、虫を駆除しなければいけないような物件に住みたいと思うでしょうか?

このような費用の多くは、不動産会社が請負業者から手数料をもらうために入居者に負担させています。

鍵を交換する場合、特殊な鍵でなければ2万円もかかりません。
一定割合の手数料が乗っているため、このような価格設定になるのです。

余計な費用をかけすぎると、部屋を探している人には敬遠される可能性があります。
誰でも無駄なお金は払いたくないものです。

初期費用が高いのは入居者にとって負担になります。
近隣で、他に初期費用の安い物件があれば、そっちを検討されても仕方がありません。

部屋探しはインターネットで情報を集めるのが最近の傾向です。
物件が優れているとしても、よく分からない初期費用がたくさんかかる物件は、見学対象から外されてしまう可能性があるのです。

本当に必要な初期費用は?

本当に必要な初期費用は?

初期費用として本当に必要なのは、宅建業法の定める範囲の仲介手数料、敷金(退去時クリーニング費用)、保証会社利用の際の保証料、火災保険料くらいです。

繁忙期であったり、人気のある物件なら、礼金くらいはもらってもいいでしょう。
鍵交換は任意でいいと思いますし、原状回復をしてクリーニングをしている部屋にわざわざ消毒をする必要などないでしょう。

そもそも、希望しているわけでもないのに、半ば強制的にお金を払わせて除菌や消毒をする必要はありません。

管理会社の利益を無理に削ることはないと思います。
オーナーと管理会社は、お互いに利益を得ながら協力していかなければなりません。

しかし、管理会社の利益のために空室が続くのでは本末転倒です。

自分の物件に、よく分からない初期費用がたくさんかけられているのなら、管理会社の利益のために空室の原因になっているのかもしれません。

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